PGYTECHのカメラストラップで撮る楽しさ爆上がり!これはもうめちゃめちゃ撮るしかないな
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みなさんこんにちは。早速ですが、今回はPGYTECHの隠れカメラマンである筆者が撮った写真を見てくださいよ。
はーん、鳥ちゃんかわいいですね。
PGYTECHには「写真が趣味だよー」というスタッフも多いのですが、私もその一人。鳥ちゃんの写真は Canon のミラーレスカメラ EOS RP で撮りました。
このカメラ、フルサイズながら超小型、軽量。高校生の頃にフィルムの Canon EOS Kiss で一眼レフデビューしてから、Canon一筋で今年カメラマン年齢26歳になりました。実年齢はにごしておきましょうね。その間、フィルムがなくなり、デジタルに完全移行、安価のフルサイズが出る。デジタル一眼レフの変遷をリアルタイムで過ごしてきたなぁ……としみじみしています。と同時に、長年のミラーレス懸念派でもありました。乗り換えられない組とでもいいましょうか。
思い切って EOS RP に乗り換えたのは、先述の通り、超小型、軽量、そしてフルサイズだったからです。この小型機、ブンブン日常で使い倒したい!ということで、ストラップはもっぱらリスト派。リストストラップをお使いの方はわかると思うのですが、機動性がまったく違うんですよね。いつものカバンに入れておいて、気分が向いたらさっと撮る、なんていう使い方にマッチして、また写真が楽しく感じられています。ちなみに、レンズキャップは付けない派。シャッターチャンス至上主義者です。
今回は PGYTECH からカメラストラップが発売されると知り、サンプルを触ってみました。実機に付けた写真も多めに用意しましたので、スマートなカメラストラップシステムをお探しの方はもちろん、ガジェット沼にどっぷりの方、空撮の息抜きにカメラも始めてみようかな?と思っている方もお読みいただければ幸いです。
PGYTECH本格カメラアクセサリー群、ローンチ
PGYTECH カメラリスト ストラップ
まずはリスト派シャッターチャンス至上主義者の私が真っ先に試してみた リストストラップ から。
デザインがGOOD!
PGYTECH独自の互換システム クイックリンク を採用しており、ストラップ本体部分だけ取り外すことができます。この着脱は独自の機構によりワンタッチ。本体の根元の「P」を押し込むことで外れ、取り付けの際にはカチッとクリック音がしますので、特に高額・ヘビーな機材で心配な落下リスクは、かなりの確率で防げるのでは。この「ストラップ、本当に付いてるかわからないモヤモヤ」、音と感触で解消されるのはシンプルながら撮影効率化にもつながっています。
「P」をプッシュすると外れます
クイックリンク 通称“Pの根付ちゃん”
手首に絡める部分は長さが一瞬で調整でき、手の大きさやカメラサイズに関わらず快適に使える設計。私は手がものすごく小さいので、こうした気遣いは本当に助かります。ここがもたもたすると、リストストラップの機動性が損なわれちゃいますからね。素材はしなりがあり、縦位置で構えてもモニターにまとわりつくこともなく、視認性も快適です。ミラーレスになってからファインダーを使う機会も減り、モニターで構図を決めることも多くなったので、ここのしなりはめっちゃ重要なんですよ。。
カメラボディを傷つけない素材もうれしい
ショルダーストラップを付けるまでもないけど、落下のリスクを考えると係留がないのも怖いな……というレンジのカメラとは本当に相性がいいです。
カメラボディを傷つけない素材もうれしい
リストストラップにはクイックリンクがもう1個ついています。沼の住人は、まずカメラ2台以上は持っていますからね・・(笑)
PGYTECH カメラショルダーストラップ
さてお次は、同時リリースの ショルダーストラップ を見ていきましょう。小型ミラーレス✕リストストラップを激推ししてきましたが、実は Canon EOS 5D mk3 に 70mm-200m F4 を付けてブン回す、みたいな本格撮影もたまにやります。ブン回すと表現しましたが、このレンジになると「軽快な撮影」なんていうのはまず無理。まじで無理です。「さあ、ドアを開けて」みたいにはいきません。
LUMIX GH3 と標準ズーム
さすがに EOS 5D mk3 は防湿庫で眠っている持ってこれなかったので、セキド社内機の LUMIX に付けてみました。GH3もまあまあ小型だと思っていましたが、重量がけっこうある!物撮りを新人さんに任せっぱなしでまっっったく気づきませんでした。リストストラップでもいけないことはないけど、ショルダーしちゃいたいな~というのが率直な印象です。
ショルダーしちゃいました
おっ、伸びた????
写真の通り、伸びます。ショルダーストラップ本体のつまみで、ストラップ全体の長さが一瞬で変えられるんです。この機構、実は同ブランドの OneGo ショルダーバッグ を継承。 ブランドがカメラアクセサリーを作るってこういうことか!!と唸りましたねこれには。
ショルダーストラップの長さを一瞬で変えられる、これはつまり速写性です。すなわちシャッターチャンス。身体のサイズで調整したらそれで終わりでしょとお思いでしょうか?ちょっとした移動にはギリギリまで短くして体にフィットさせ、いざシャッターチャンスとなったらグイっと伸ばして撮影姿勢に。斜めがけ、首かけで損なわれがちな速写性をカバーできるというわけです。
シャッターチャンス!
ショルダーストラップ本体の肩に負荷のかかる部分は、薄すぎず厚すぎずほどよいクッション素材。そして細すぎず太すぎず。取り回しと負荷軽減の最良のバランスに仕上がっていると思います。成熟した市場から新製品が出るのは、こういった部分が洗練されているのも特徴です。
ちなみにですが、155cmの私ですと携行も撮影も一番短い長さで問題なく、調整の必要はなさそうです。高身長の方や PUMP で鍛えているマッチョな方は、重宝すると思いますー!個人的には、カメラサイズではなく、重量感でリスト/ショルダーと使い分けると便利そうだと感じました。
どこまでコラボできるのん?
クイックリリースプレートの場合
ショルダーストラップには本体・クイックリンク(Pの根付ちゃん)の他、クイックリリースプレート・クイックリンクもう2個・三角カン2個、そして六角レンチが付属しています。
クイックリリースプレート?場違いですよね
追加のクイックリンクは2台目以降のカメラに付けて、ストラップ本体の使い回し。三角カンは一部 Nikon や Fuji などのカメラに取り付ける際に活躍します。ストラップを取り付ける部分の素材、設計ともに、各社違いがありますからね!ご自分の愛機になじみそうな組み合わせで使ってもらえればOKです。六角レンチはIKEAの家具の組み立てに、でもクイックリリースプレートはどうして付属してるんですか・・?
も、も、も、もしかして
(六角レンチいるなこれは)
標準ズームあたりのキットレンズなら通常の付け方で問題ないのですが、超望遠や長めの単焦点などバズーカ級のレンズは体から垂直に生えちゃう感じになって、とにかく移動があぶなっかしい。その点、ストラップをカメラの底部に付けると、レンズが体に沿う形になるのでめちゃくちゃ移動がしやすいんです。
こういうことだ!
写真は50mmの短いレンズをつけていますが、300mmの単焦点くらいは不安なく移動できそうな感じでした。長物を付けて移動して撮影、また移動のようなフィールドワークには心強い使い方です。
クイックリリースプレートに付けられるなら、もしかして!
VLOG棒持ち歩きちょっと悩む問題、解決
MANTISPOD 2.0 いけました。クイックリリースプレートはアルカスイス互換なので、汎用性の高さはご存じの通りとなります。
え、まって無限の可能性じゃん
MANTISPODを始めとするVLOGに特化したスタンドだけでなく、本格的な三脚も斜めがけにして持ち運びが可能。機材が自分に合わせに来てくれる感じ、この気軽さが撮影フィールドを広げてくれるんですよね。
テックオーガナイザーの場合
あらかた撮影を終えて「さ、執筆♡」と思った翌朝、「細川さんさぁ、そいうえばアレ、あれにもつくでしょ、ほらコレ」と渡されたのは テックオーガナイザー。アレとかコレとかやめてください!それとバラしたあとの再撮影は原則別料金ですけどね~・・え?つくの?どういう風に?
こういう風にだよ。
えー、なんか色あう~
まあ、オーガイザーにはショルダーですよね
OneGoっぽくなった!
っていうことはやっぱり無限の可能性じゃん
つまり、クイックリンクを付けられるループと強度があれば、基本なんでもついちゃうんです。なお、テックオーガナイザーにはループが2か所あり写真のようにショルダーバッグとして使えますが、ミニのほう や ウォッシュオーガナイザー にはループがありませんのでご注意くださいね。
結論、買って損なし。でも注意点も。
正直に言います。アレとは互換性ありません。
カメラストラップの互換システムは各社からも発売されています。みなさんご自分の機材に合わせ、ベストなものをチョイスしていると思います。今回PGYTECHからリリースされたストラップシステムは独自の設計となっており、一般的に広まっている機構との互換性はありません。「もう “根元” はついてるんだけど、PGYTECHのストラップは使える?」といったリクエストにはお応えできない作りです。ただ、買い足しではなくシステム丸ごと買い替えというコストをとっても、リストストラップの気軽さ、カジュアルなデザイン、そしてショルダーストラップの速写性、ブランド内での組み合わせの汎用性はちょっと見過ごせないものがあるな~、と市井のカメラマンとして素直に感じました。
GH3にリストストラップ
カメラアクセサリーは沼が正解
今回ご紹介したPGYTECHのストラップシステムで、一通りの撮影や移動はまかなえそうでした。カメラ周りがシステム化していると効率も上がりますし、なにより見た目が統一されて気分がいいですよね!カメラマンは撮る姿も意外と見られていますので・・。ストラップシステムを一気にそろえるもよし、手持ちのアクセサリーと併用するもよし。買い替えるのも楽しいし、昔の機材を引っ張り出してまたスタメンにするなんてことも、カメラ界隈ならあるあるですよね。そのときの機材や気分、ハマってる被写体などにフィットしたアクセサリーを選んで、カメラライフを楽しみましょう。「機材ひとつ変えるだけで、撮影が何倍も楽しくなる」これが、カメラ沼のいいところですから!